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かがやくエトワール
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横浜美術館のドガ展。昨年の9月の開催直後からずーっと観に行こうとしてたのですが、結局開催最終日の大晦日に観賞。余裕こきすぎてて、もう少しで見逃すところでしたw。

今回の展示作品のなかでの注目はやはり『エトワール』。ドガの代表作品のひとつです。

「さすが、実物は違うよ~」

と通ぶるつもりは毛頭ないのですがw、本当に実物を観ると圧倒されます。

バレリーナの踊る舞台の光と影のコントラストが美しく、ライトを浴びたステージが光を放っているように感じるのです。展示会場の売店で販売していた数万円の複製画からはあの鮮烈な輝きは見られないのです。

また、この『エトワール』もしかりですがドガの後半の作品はちょっとかわった構図が多いようです。印象派が登場し近代的になる前の古典的な絵画と比すると、大胆というか、計算され演出されている構図とでもいうべきでしょうか。

彼は、複雑な動きを示す踊子や馬や歌手などの形態を追求することによって、人間や動物のメカニズムをいっそう的確に捉えようとした。いわばそれは、形態の真実を追求する科学者の観察であったとも言える。それによって、ドガは、思いがけないポーズや新しい視覚を見出し、新鮮な驚きを与えてくれるのである。
     ― 高階秀爾著 『近代絵画史(上)』 中公新書


ドガはつねに、ドラマティックな一瞬を描き出すために、モデルの配置に神経を遣い、あたかも舞台の演出を行うかのように、一枚の絵の構図を考えていた。だからこそ彼は、『エトワール』や『バレエの授業』のように、明らかに浮世絵の影響とみられる、伝統的な西洋絵画ではありえない、シンメトリーが壊れるような奇抜な構図をも活用して、作品を描いたに違いない。
     ― 高階秀爾著 『誰も知らない「名画の見方」』
             小学館101ビジュアル新書


それまでの伝統的な手法を用いつつも、それまでにない大胆な構図を用いたドガ。そのダイナミックな構図は今でも新たな発見を私たちにもたらすのでしょう。

今回の展示では『田舎の競馬場で』や『バレエの授業』なども展示されていましたが、私の好きな『アプサント』、『サーカスのララ嬢』は無かったのは残念でした。

『アプサント』はパリ、印象派美術館で、『ララ嬢』はロンドン、ナショナル・ギャラリー・・・。

うーん、観てみたいものですな~。とはいえ、単身、現地に観にいけるわけもなく、老後の楽しみでしょうかね~w。


さて、美術館でお土産に購入した『ドガ展』図録によれば、「オペラ座で主役を務める踊り子の中でも、特に花形にだけ与えられる称号」がエトワールとのこと。
明日、バレエコンクールの娘には、かがやく舞台の上、エトワール気取りではりきって踊ってほしいものです。




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2012/05/05(土) 06:41:31 |
Why not find your new realities?

 食とは、味はもちろんのこと、サービス、価格、雰囲気、タイミングなどの複雑な要素の織りなす重要な活動です。それは一般的な消費者たる私たちにとっても単なる消費行為ではなく、そこから受けるおいしさや楽しさにより生産的行為となっているはずです。

 そこには新しい発想、新しい知覚、新しいコミュニケーションが存在するのです。それらは、すぐそこにあります。その新しい現実をご一緒に発見し、確認していきましょう。

 とはいえ、この活動は「内食」すなわち家庭の食事をないがしろにするものではありません。さりとて、単身赴任、孤食、常態的残業、夜間の塾通いなど、旧来の「暖かい食卓」を求めるには難しい世情となっているのが現状です。そういった現実とのバランスをとりながら、新しい現実を探求する必要があるのでしょう。


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