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GMとともに
200906 GMとともに

ちょうど6年前の本日6月6日に発刊された『GMとともに』を読み返し始めています。偶然にも6が3つ重なり縁起が悪いような気もしますが(笑)、この時期にぜひとも読み返しておきたい一冊。

GMの中興の祖ともいわれるアルフレッド・P・スローンJrの名著です。冒頭にピーター・F・ドラッカーの序文が入るとともに、元ソニー会長の出井伸之氏の紹介文が挿入されていることだけでも、マネジメントのバイブルたることがわかります。

1908年というのはT型フォードが販売開始された年であるとともに、ウィリアム・C・デュラントがGMを設立した年という、自動車業界においては画期的な年だったんですねぇ。それから90年あまり、GM、フォードおよびクライスラーの現在の状況を見るに、その栄枯盛衰は小説よりも奇なり。
原書の初版は40年ほど前ですから、GMにおける安定期にGMの半生を振り返って書き記したものといえるでしょう。もちろん、スローンも現状のGMの姿は予想していなかったでしょうが・・・。

500ページを超える重量級の本です。淡々と事実を時系列に説明している感があり、よくある経営者の自伝よりは読みづらいかもしれません。また、水冷式エンジンに対抗した銅冷式エンジンの開発の失敗についての細かな叙述など、ちょっと飽きるところもあります。
とはいえ、多様な事業を抱える組織の戦略のあり方について、さまざまなマネジメントの要素がちりばめられた秀逸な経営書といえるでしょう。

先行き不透明な時代だからこそ、現代の企業経営の礎を築いたともいえるGMの過去に学ぶことは多いと思います。また、今後のGMの動きを占う意味でも読んでおきたい一冊です。

さりとて、今後は、General Motors ならぬ Goverment Motorsとともに・・・ということですが・・・(笑)。


【2009.6.8 追記】
この本のなかに興味深い記述がありましたので載せておきます。

市場競争のただ中にある企業には、休息を取る余裕などない。成長を続けられないかぎり、発展は成し遂げられないのだ。障害、対立、これまでにない多種多様の問題、そして新しい領域などが現れては、イマジネーションを刺激して、業界に発展をもたらす。だが、成功は自己満足を生み出しかねない。すると、競争に生き残ろうとする強い意志、すなわち経済活動を推し進めようとする最も大きな動機が薄らいでいく。変化に逆らって現状を保とうとするため、企業家精神が失われていく。このような傾向が生じると、成長は足踏みをし、衰退への道をたどりかねない。技術の進歩、顧客ニーズの変化、力強さと積極性を兼ね備えた他社の登場などに気づかなくなるのだ。


企業の成長について一般的なあり方を書いたものですが、ことスローンからの言葉となるとGMの今の姿の予言ともとれてしまいますね・・・

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テーマ: - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
こんにちは。

MBA学生のMakkoです。

「GMとともに」で検索してきました。

私はこの本には、とても感動しました。

「GMとともに」の感想をブログに私も書きましたので、もし、良かったら遊びに来て下さい。

http://ameblo.jp/makoto-at/entry-10591720017.html
2010/07/16 (金) 00:08:21 | URL | Makko #-[ 編集]
はじめまして。

Makkoです。

この本はとても素晴らしい本ですよね。

私は心の底から感動しました。

このような名著が今から約50年前に出版されていたことに、驚きを感じます。

私もブログに感想を書きましたので、宜しかったら遊びに来て下さい。

http://ameblo.jp/makoto-at/entry-10591720017.html
2010/07/21 (水) 08:27:13 | URL | Makko #-[ 編集]
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 食とは、味はもちろんのこと、サービス、価格、雰囲気、タイミングなどの複雑な要素の織りなす重要な活動です。それは一般的な消費者たる私たちにとっても単なる消費行為ではなく、そこから受けるおいしさや楽しさにより生産的行為となっているはずです。

 そこには新しい発想、新しい知覚、新しいコミュニケーションが存在するのです。それらは、すぐそこにあります。その新しい現実をご一緒に発見し、確認していきましょう。

 とはいえ、この活動は「内食」すなわち家庭の食事をないがしろにするものではありません。さりとて、単身赴任、孤食、常態的残業、夜間の塾通いなど、旧来の「暖かい食卓」を求めるには難しい世情となっているのが現状です。そういった現実とのバランスをとりながら、新しい現実を探求する必要があるのでしょう。


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