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『THE LONG GOOD-BY』 Raymond CHANDLER
20070630232813


 本屋さんを物色していたら見つけてしまった一冊。The Long Goodbye - Raymond CHANDLER。レイモンド・チャンドラーによる私立探偵フィリップ=マーロウ・シリーズの名作です。
 「見つけてしまった」というのは自分に課しているコナリー本読破という目標がちょっと遠くなるからなのです。もちろんコナリー本も読まねばなりませんが、そのハリー・ボッシュ・シリーズにも多大な影響を与えたハードボイルドの古典を手にしたのも何かの啓示。がっつり読んでみましょう。

 私立探偵フィリップ・マーロウは富豪令嬢の亭主テリーノックスが泥酔し路上で転がっていたのを介抱したことから友人として付き合いをはじめます。ところがある日、彼の妻が他殺体として発見され、容疑者とされたレノックスは、無実を訴えマーロウに逃亡の介助を求めメキシコへ。しかし、彼はメキシコで自殺。ことの顛末に疑問を持ったマーロウは友人のために真実を探るのですが、それは切ないお別れのはじまりだったのでした。

 ハヤカワミステリーの翻訳本長いお別れは20年ほど前に読んでいたのですが、恥ずかしいほどまったくおぼえていなくて(笑)、初めて読んだのと等しくとても楽しく読めました。ストーリー展開、雰囲気、会話、みなイケてます〜。


'Alcohol is like love,' he said. 'The first kiss is magic, the second is intimate, the third is routine. After that you take the girl's clothes off.'
 「アルコールは付き合うことに似ていると思うんだ。最初のキスはマジック、2度目ではまり込み、3度目は惰性。あとは服を脱がすだけだよ。」

 この作品の中で比較的有名なのが上記のフレーズ。でもこの下品な言い回しからわかるようにこれはマーロウではなくレノックスのセリフです。さらに有名な次のセリフもレノックスなのです。

'I suppose it's a bit too early for a gimlet.'
「ギムレットには少し早いかな。」

20070701ライム
 さみしげなマーロウのためにレノックス・レシピの甘ったるいものではなく、キリリとしたドライなライムを使ったギムレットをたっぷりといただきましょう。いや、私の場合、ライムサワーを中ジョッキでのほうがよろしいようで(笑)。

テーマ:洋書 - ジャンル:本・雑誌

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Why not find your new realities?

 食とは、味はもちろんのこと、サービス、価格、雰囲気、タイミングなどの複雑な要素の織りなす重要な活動です。それは一般的な消費者たる私たちにとっても単なる消費行為ではなく、そこから受けるおいしさや楽しさにより生産的行為となっているはずです。

 そこには新しい発想、新しい知覚、新しいコミュニケーションが存在するのです。それらは、すぐそこにあります。その新しい現実をご一緒に発見し、確認していきましょう。

 とはいえ、この活動は「内食」すなわち家庭の食事をないがしろにするものではありません。さりとて、単身赴任、孤食、常態的残業、夜間の塾通いなど、旧来の「暖かい食卓」を求めるには難しい世情となっているのが現状です。そういった現実とのバランスをとりながら、新しい現実を探求する必要があるのでしょう。


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